2014/01/31
霧氷求めて 三峰山登山
先週の水曜日以降、気温が暖かくなり近畿の山では積雪も減りつつあるようだ。でも、少し冷え込んだら高い山の山頂辺りは白くなる。
最近は、ヤマレコと言う山登りの方達の記録日記を毎日確認するのが日課でした。
そして、火曜日の夜。
水曜に登ろうと計画していた山辺りの天気を確認していたら、雨雲レーダーに雨雲が幾つも通過して行くのが確認できた。
これはもしかしたら!チャンス!
気温は高めに推移しているが、はじめての1000mクラスの山登りの練習も兼ねて、計画は実行へと移されたのでした^^
少し遠めの奈良と三重の境目にある「三峰山」
そこは今の時期「霧氷祭り」と言うのをやっている。
ちょいと遠い。
ツーリングでも良く通る道の奥にある山だが、だいたいその辺で折り返すくらいの距離なので、そこまで行って山登りするために、早い時間に出発した。
と言っても、暗いはずの出発が、いつもながら日の出の時間になっていた(~_~;)いつもながら
7時前に出て、9時過ぎに着。
途中、時々凍結してる?的路面があったので、ペースは遅めでした。
もちろんスタッドレス履いた車です。
天気は快晴!
ほんとにいい天気で、朝からチョコさんはツーリング日和やね~と何度もつぶやいた(^.^)
登り始めるのは青少年旅行村の入り口辺り。
そこに駐車スペースがあり無料で停めておけます。
すでに5台ほどの車がありました。
いざ!スタートです

ノボリの奥に見える山が目的の山だ!

すぐにある看板の横の橋を曲がり登り始めます。

しばらくの舗装林道。
登山靴で歩きはじめると、なんだか変な感触。
靴底に油でも付いたかな?と、靴底を路面にこすりつけると、さらにニュルニュル~?
いきなり完璧な凍結路でした(@_@;)

さすが山奥の道。
街の人なので、久々の感触に少し感動^^;
足元に気を付けてそのまま行くと、すぐに木の橋があり、今日はそちらのコースから。
ここから山頂まで3600m
富士山と同じくらいや!(@O@;)・・・ちゃうちゃう、これは歩く距離やん(^_^;)
とか喋りながら登り始めます(笑

ここの少し先に最後のトイレ小屋があると、地図や情報で確認していた。
地図上ではすぐの距離。
それほどの気合もなく歩きはじめると、なんといきなりの九十九折れの階段でどんどん登って行く!
あれれ~まだかよ~トイレトイレ~といきなりの汗だくで到着(^_^;)
いきなり、山の洗礼でした(^◇^;)
地図上では近そうでも、一山登っていたのでした(汗


ここで用を足し、汗を拭いてウエアーの調整。
そして気が付いた!
いつもなら、出かける前に着替えてくる下着を、そのまま着てきてしまった…綿
速乾性のいい素材ではなく、吸湿性のいいコットンである(-"-)
もちろんなかなか乾かない。
これ、濡れると冷えるのである。
でも、どうする事も出来ないので、冷やさないようにこれ以上汗をかきにくい薄着で進みました。
今日はそのミスをカバーするように、気温は高目で助かった。
と言えども、温度計は3度くらい。
歩く事で身体を温めます。

この辺りは、雪の名残で歩いた後はドロドロ(^_^;)
けっこう人が登るので、足跡が一杯です。
山の中に入ると、ドロドロの道は無くなり歩きやすくなりました。
どんどん登ります。
まだまだ、あと2300m・・・歩く距離です

結構登っても雪はなし
でも、時々谷の下に白い塊が見えていました。
登るにつれ、気温も少し下がって、がんばって登っても汗が少なくて助かります。
ようやく登山道の辺りにも残雪が見えてきました。

そこから時々見える景色も、向かいの山の高さが目線にあるくらいに見えました。
まだかな~
ちょっと疲れてきた。

その時、上から初老のおじさんが一人で下って来てご挨拶。
何かの獣の皮を腰に巻き、歩く足取りも慣れているようでした。
上の状況を効くと、この場所ではまだ信じられない良い状態だと教えてもらった( ^)o(^ )
すでに足にも疲れが来て、ペースが落ちかけていたのだが、俄然やる気が出て来た!!!
少し行くと、足元の雪の踏み後が凍っていたので、今年初の軽アイゼンを装着!
そこからすぐに別世界への道が始まったのだ!


初めて、アイゼンと言う底にトゲトゲの付いたそれの意味がわかった道でした。
アイゼンないと登れません!
なにせ、登山道は通った後が踏み固められ、雪も何も凍っているからです!
しかも、雪の後は階段状と言うより坂を登るので、トゲトゲが無いと進む事すら出来ないでしょう。
うちの使うトゲトゲの短い軽アイゼンでもなんとか使えました。
ザクザクと氷にグリップする感覚が楽しくて、登り続けますヽ(^o^)丿
お地蔵さんにご挨拶

あと3分の1だ!

景色はもう一面の白。
でも、サクサクの雪のイメージは無く、一度表面が溶けたのだろう、硬い雪の山だ。
滑ると危険です。
滑落の意味が初めてわかった


この頃から、気持ちとは裏腹に足が進まなくなる。
体力、筋力の無さが顔を出し始める。
山登りは大変だ。
やはり少しなめてたかな。
でも、一歩づつ一歩づつ
あの景色を見る為に。
天気がいいので急がないといけない
でも、ペースはあげれない。
もどかしい登りにないました。
ジョギングしているチョコさんは淡々と先を行きます。
低い山なら負けて無いけど、こういう時耐久性が出てきますね。
あとどのくらいかな~
と、思っていたら
「あったよ~」
ついに始まりだ

どうやら、間にあったようだヽ(^o^)丿
木々に少し白い物が見え始めたと思うと、その先にはどんどん大きくなる霧氷が次々と現れたのでした。



山上の尾根に出てあと少しで山頂だ!
快晴の青をバックに本当に綺麗な白の世界でした。






霧氷のトンネル
ここはGSでも来れませんね(^_^;)

木曽の御嶽山が見えるらしいのですが、この日は空より低い山の辺りに何か立ち込めていて見えませんでした。

そして、2014年1月29日 午前11時40分
初めての1000m級の雪山に登頂です!


最高のコンディションで登る事が出来ました♪
この時はすでに足の疲れのことは忘れていました。
頂上辺りの北斜面と、この尾根の辺りは風が当たり霧氷が出来るのには最高の場所なのです。
でも、だいぶ落ちてきていました。
この日は、ほんと天気がよすぎるくらい雲ひとつない青空でしたから☆
そのあたりでお昼ご飯を食べてる方達もいましたが、たぶん暖かな南斜面側へと下りました。

「 八丁平 」
予想通り、日差しを受け風裏になっている場所もあり休憩にはいい場所でした。
そのかわり雪解けも進み、地面が顔を出す場所も多く見えました。

その南側の地面の出てる乾いた斜面でお昼にしました。
目の前には広々とした山の景色が一望です。
でも、気を付けないと・・・
何か転がしたらそれまでです^^;


雪の山だから、カップヌードルもすぐ冷めるかと思ったら、この日は最後まで熱々で食べれるほどの日差しの暖かさでした。
距離もあるので、少し休憩したら今日はすぐ引き返しです。



すぐ隣になる近畿のマッターホルンと言う高見山が見えました。
とんがってますね~
いつか登るのかな~


そして、先ほど通って来た尾根の霧氷の道に戻ると、なんと霧氷はかけらも無くなっていました(@_@;)
たぶん1時間ほどの間に、日差しと風で落ちてしまったのでしょう。
私達はギリギリセーフだったようです。
雪の芸術、最高でした♪
ここからは、もう一つの道「新道ルート」で下ります。
このコースがスノーシューが出来ると言う事なので、私だけ持って来たのですが、アイゼンでも歩けるし、また付け換えるのも面倒なのでそのまま歩いてしまいました^^
今日のスノーシューの出番は、お湯沸かし時の風よけ役でした(爆


ほんと霧氷無くてもいい景色♪

ここに来た方がよく撮っている「ヒメシャラ」と言う木
大きくなると樹皮が剥がれ、独特ななめらかさになるようです。

雪の上には小さい足跡が沢山♪

この「新道ルート」
考えていた以上に大変でした^^;
尾根と言えども登り下り、延々と続きます。

今思えば、こんな時「尻シェード」(又に挟んでお尻で滑るソリみたいなやつ)があれば下りだけでも楽だったな~^^
また欲しいアイテムが増えてしまった♪!
だいぶ上り下りしてようやく分岐へ到着。
真っすぐ行くと高見山の方へと行けるらしい。

後は下るだけ・・・と思ったら大間違いでした(^_^;)
なぜならここでも尾根。
横移動したに過ぎません\(゜ロ\)(/ロ゜)/今気が付いた(爆)
登って来た距離を考えるとまだまだです。
少し下ると、写真でよく見た獣よけの網の柵を越えます。
そこから凍った細い斜面の道を行けども行けどもと下ります。
まだかまだかと
そして、ようやく氷もなくなり、ドロドロに道になり、舗装林道に出ました。
そこで看板を確認。
ここから登ると、山頂まで3400mと書いてある。
なんと登った時よりは短い様だ。
でも、
ほっとするのもつかの間。
もう一つ、この先への看板に目をやると・・・
車の置いてある場所、「青少年旅行村まで、2.4km」・・・(@_@;)
横移動したのだから戻ると言う事ね(泣
2人とも足がへとへと
ようやくアイゼンから解放され、とぼとぼと登山からお散歩へ(~_~;)

またまたトイレは遠かった~~~(泣)
でも、新道ルートの雪景色、またいつか見てみたいな~
最後の力を振り絞り、車へと帰りました。
行きに見た看板で終了!
日差しが傾き、山上の白い山肌が見えていました。
いつかまた、登ってみたい山だ♪

登り3600m 下り3400m+舗装2400m = 9400m
おおよそ10kmの雪山遊び、ほんと疲れました(^_^;)
ただいま2人とも心地よい疲労と筋肉痛の時です。
次回は久々GSにしようかと
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